自力で事務所づくり#11 いざ、フローリング工事へ


フローリングを張りはじめました。

下地となる構造用合板の上から、幅広のバーチの複合フローリングを張っていきます。

フローリングが届いたのは、7月初旬頃。
セール品だったので、急いでインターネットで購入して、部屋の中に入れていました。
束になった重いフローリングをかついで、1階から3階まで、20往復くらいしたことを思い出します。


フローリングを割り付けした図面を用意して、いざ作業に取り掛かります。

まずは、床に基準線を引きます。
地道ですが、大切な作業です。

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次は、フローリングを張っていきます。
使う道具はこれ。

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まずは、ボンドを裏面に塗ります。
フローリングに使うのは専用のウレタン系のボンド。
木工用ボンドは使わない方が良いようです。

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次は、フローリングをフロアー釘でとめていきます。
とめる道具は、かなづちとポンチ。

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ポンチの意味がわからず、ホームセンターで、ポンチという名のかなづちを
必死で探していました。

ポンチは写真中のシルバーの細い棒です。
釘の頭にあてて、その上からかなづちで
叩いて、釘を奥まで叩き込むことができる優れもの。

思った以上に釘が硬くて打ち込むことができません。
これ本当に入るの?っていうくらい硬い。
カンっ!カンっ!打撃音が響きわたるばかり。
あげくの果てには釘が曲がる次第です。

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新たな工程に入るたびに、四苦八苦しています。

原因は斜め45度の釘に対して、うまく力が伝わっていませんでした。
どちらかというと、コン、コンよりはドン!と一発重い力をかける方が、
すんなり入っていきます。
ある程度かなづちで打ち込んで、仕上げはポンチを沿えて打ち込みます。

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釘は30cmピッチで打ち込み、1枚あたり5本使います。
30分で4枚くらい貼りました。

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幅広で助かりました。
普通の幅だと3倍打たないといけません。
下地合板の高さも調整しつつ、張り進んでいます。

自力で事務所づくり#10  天井仕上げ終わりました。



天井がやっと完成しました。

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時間もかかり、作業も大変でしたが、
天井を見上げるたびに、充実感でいっぱいです。
我ながら良く張れています。

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この上で天井材をたくさん切りました。
天井の枚数にすれば、約46枚(1枚の大きさ 910×910mm)

細かく見れば失敗しているところもありますが、これも愛嬌。
3つの部屋が1つにつながって、以前より広々と感じます。
解体前はこんな感じでした。

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お昼過ぎて、外が騒がしいと思ったら、
白川の河川敷で「くまもと復光祭」の準備中でした。
工事中も外の様子が気になって仕方ない。
天井を貼り終えたあと、すぐに河川敷に向かいました。

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3万個の青い灯りが白川を漂い、天の川になりました。
餓鬼レンジャーが来てくれて、花火も上がり、思いがけず良い日でした。

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<↑3枚目の写真は「くまもと復光祭」facebookより拝借>

さぁ、次はフローリング工事です!

  

秋の京都へ行く♯1

結婚式で京都へ行ってきました。

11月の京都は紅葉のシーズン。

この機会に、京都市内を観光しました。


西本願寺 
門をくぐると、本堂と御影堂が見えてきます。この大きさは、圧巻。
境内には、大きなイチョウの木。

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足元を見ると、とっくり、ひょうたん、ハートなどの形をした埋木が施されています。

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本堂と御影堂の渡り廊下はうぐいす張りの廊下で、ゆっくり歩くと、きゅっきゅっと音が鳴ります。

重機がない時代。こんな大きな建物をどうやって造ったのでしょうか・・・。
大きなものは、女の人の髪の毛を結って縄にして運んでいたとのことです。

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鴨川
秋の鴨川。天気も良く、ゆっくりとした時間が流れていました。

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三十三間堂 
思った以上にでかいし、長い!なんと長さ120m。

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「三十三」という数は、観音菩薩の変化身三十三身にもとづく数を表しているようです。
よって、建築として柱間が33あるということです。


養源院
三十三間堂の道向かいにありました。
山門ごしに見える参道の紅葉がきれいでした。

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本堂には、俵屋宗達が描いた襖絵「松図十二面」や、白象、唐獅子、麒麟を描いた杉戸絵があります。
また、驚いたのは、血天井です。天井一面、血痕の跡が残っています。
伏見城で敗れた兵の血痕のついた床を供養のために、養源院に移築したようです。


京料理 
「豆水楼」というお店で豆腐料理を食べました。
おいしかったなぁ。

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大徳寺 塔頭めぐり
一休さんのお寺で有名です。

1.龍源院 (特別公開)
 大徳寺山内で最も古いお寺のようです。
 石庭や苔庭がとてもきれいでした。
 方丈を囲むように、5つの庭が配されています。

↓ 南軒先の庭「こ沱庭(こだてい)」「阿吽の石庭」

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↓ 方丈南庭の「一枝坦(いっしたん)」

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↓ 方丈北庭の「龍吟庭(りょうぎんてい)」

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↓ 壺石庭「東滴壺(とうてきこ)」日本で最も小さいお庭らしい。

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2.黄梅院 (特別公開)

 前門をくぐると少し紅葉した楓が出迎えてくれます。

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 石畳と苔庭もとても綺麗です。

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さらに奥に進むと、
 千利休作庭「直中庭」(じきちゅうてい)枯山水庭園
 わかりやすい表現された庭というよりか、
 本当に自然に近い、とても表情豊かな庭でした。
 自然の力を感じます。
 
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3.総見院 (特別公開)

 織田信長のお墓がある場所です。
 豊臣秀吉が建立した織田信長の菩提寺。
 「織田信長坐像」が、特別公開されていました。

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庭に見える木は台杉といって、北山杉だそうです。
京都、京北町の中川あたりではじまった、方式だそうです。
枝を切り払い、まっすぐにするようです。

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茶室「寿安席(じゅあんせき)」
襖に浮かぶ文様は、豊臣家の家紋「五七桐」

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最後に向かったのは安井金比羅宮

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京都の空は大きくて気持ちいいなって弟が言ってました。
たしかにそうです。
鴨川から見える空は大きくて、気持ちよかったなぁ。

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次回へ続くよ。